札所巡りのご案内
札所巡りとは
札所巡りとは、祈り、願いを込め観音様を祀る霊場を巡拝して廻ることです。参拝した証として観音様のご加護を願う木札を寺社の柱や天井に打ち付けていたことから、霊場のことを札所と呼び、それらを巡拝することを札所巡りと呼ぶようになりました。
現在では、観光として巡礼をされる方も増えています。
島根の豊かな自然を楽しみながら巡る。
これも札所巡りの一つの醍醐味です。
ぜひ札所巡りにお出かけください。
出雲三十三番観音霊場巡り
祈り、願いを込めて巡れば、
出雲の観音様が願いをかなえてくれるでしょう。
「南無大慈大悲観世音菩薩」とお唱えしながら海辺を歩き山道を登る出雲札所巡礼。
出雲札所(観音霊場)は約千年前、花山法王が神の国出雲の地に観音霊場を開き、仏と神の力によって国の平和と民衆の幸福を達成しようとの願いを込めて順拝されたのが始まりと伝えられております。
観音様は大きな慈悲の御心をもって、巡拝する私達に寄り添い、願いを聴き続けて下さっています。
さあお出かけください。観音様は必ず幸福の心を授けて下さいます。
札所巡りの手引き
お参りすると、まづお経(般若心経)を唱え紙札に「南無大慈大悲観世音菩薩」と中央に大きく書き、その左右に自分の願い事(例:世界平和、家内安全、病気平癒 等)を書き添えて、それぞれのお寺に納め、そして、そのしるしにお寺の判を頂き納経料を納めます。こうして全部のお寺の判がそろいますと、自分の願いは叶い、また自分の行が積まれて行くという、御利益を頂くことになるわけです。
道順
- 地図と名簿をご覧下さい。巡拝センターで用意しています。詳しいことは巡拝センターにお問い合わせ下さい。
- 札所巡りのガイドブック(¥500)も用意しています。タクシー(会社へ巡礼に慣れた車を廻してもらうよう相談して下さい)なら2~3日、バスなら3~4日あればまわれます。
- 乗り物を降りてから、お寺まで遠いところで、山登りを30分のところが1ヶ所、その他大体2~10分位徒歩となります。
準備
- 納経帳(又は納経用御軸)・つえ(竹)・歩きやすい服装
- 貼札50枚(巡拝センター、事務局で頒布)
- 服装は軽装、又は白のかたびらに、すげ笠、札打カバン等揃えば尚結構です。
巡礼センターで用意しているもの
- つえ
- 朱印軸
- 地図
- かたびら
- 貼札50枚綴り
- ガイドブック
- 朱印帳
- 通信巡拝写経用紙 等
納経料他
- 納経帳朱印用紙 納経料 一ヶ寺 ¥200(印刷)・¥300(直筆)
- 納経墨書朱印料(一般的な納経帳等) 納経料 一ヶ寺¥300
心構え
- 自分の行ですから、タクシーの運転手さんやバスガイドさんの意見を聞いて、巡礼者らしい行動をして下さい。
- お賽銭は¥100位うってください。
- きちんとお経をおつとめして、判をもらってください。
- お接待があれば、これもお礼として¥100位そっと置いて帰りましょう。
- 大声で笑ったり、話したり、お寺やその周囲の事を批判したり、嘲笑するような言動を慎みましょう。
- お灯明や線香の火は、火災に充分注意して下さい。
- トイレは丁寧にお願いして汚さぬよう使いましょう。
- お寺のどこへでも、みだりに立ち入ることは慎みましょう。
出雲国十三仏霊場巡り
亡くなられた方に冥福を祈る。
我が子の健やかな成長を祈る。
私たちが信仰している仏さまは、皆一様に大変慈悲深い心を持って私たちをお守りお導き下さいますが、そのうちでも十三仏さまは、私たちにとってもっとも身近で、ご縁深い仏さま方です。と申しますのは、亡くなられた方を、初七日は不動明王が主となってその霊をお守り下さり、二・七日は釈迦如来、三・七日は文殊菩薩、四・七日は普賢菩薩、三十五日は地蔵菩薩、六・七日は弥勒菩薩、四十九日は薬師如来、それから百ヶ日は観世音菩薩、一周忌は大勢至菩薩、三回忌は阿弥陀如来、七回忌は阿閃如来、十三回忌は大日如来、三十三回忌は虚空蔵菩薩、というように、次々に受け持たれてその霊を守り、極楽浄土へお導き下さるのであります。また、私たちの生まれ年によってそれぞれ一代の守り本尊となり、一歳から十三歳までの子供の成長をお守り下さるのであります。先祖供養、心願成就のため、少なくとも年一回は、この十三仏詣りをおすすめ致します。
札所巡りの手引き
道順
- 地図を参考に、できるだけ順番に巡りましょう。
※地図は、弊社でご用意しております。
準備
- 経本・納経帳表紙・奉納札セットを、十三仏寺院又は巡拝センターで用意しておりますのでお求めください。
- カタビラ・金剛杖(竹)を持参されるのもよろしいでしょう。
服装は軽装で歩きなれた履物で出かけましょう。
奉納について
- 本堂にお参りすると、奉納札(袋)をお供えします。合唱し、お経(般若心経その他)と各本尊の真言を唱えます。
- お参りのしるしにお寺の印と本尊の御影を頂き、納経料をおさめます。
- こうして十三仏の印が全部そろうと表紙にとじ、お仏壇にお供えしておきましょう。お軸の場合は、表装し、法要、盆、彼岸、命日等に床に掛けお祈り致します。本尊の御影で軸に仕立てるのも良いでしょう。
奉納札の書き方
- 先祖・故人の供養の場合 - 奉納札中央の奉納為の下に○○家先祖代々菩提也、○戒名○追善提也、水子供養等御記入ください。
- 祈願の場合 - 奉納札中央の奉納為の下に身体健康、常病平癒、家内安全、交通安全、商売繁盛、海運厄除、諸願成就等御記入ください。そして住所、氏名、年令を書き、袋の中に浄財を入れ各霊場の奉納箱にお供えください。
寺院が留守の場合
- 納経頁が必要な方は納経料三百円をお納め頂き納経頁をお取ください。
- 各寺院で他寺院の納経頁もありますので留守寺院の頁を納経料三百円納めていただき受け取りください。
- 御集印が必要な方は集印料三百円をお納め頂きご自由にご集印ください。
- 軸への筆書きは次の寺院で代筆をお願いしてください。代筆料は百円お納めください。
心構え
- お参りは修行です。勝手な行動をとらず先達の方の意見をよく聞き、気持ちよくお巡りしましょう。
- きちんとお勤めをし、集印(納経)を頂きましょう。
- お接待があれば気持ち良く受け、多少の御礼は致しましょう。
- 大声で笑ったり、話したり、又お寺の周囲の事を批判したり嘲笑するような言動は慎みましょう。
- お寺に植えてある花木を勝手に折ったりぬいたりしてはいけません。
- お灯明や線香の火は十分に注意しましょう。
- トイレは丁寧にお願いして、汚さぬように使いましょう。
- お寺のどこへでもみだりに立ち入ることは慎みましょう。
出雲国七福神巡り
八雲立つ開運・招福
ご縁の国 出雲路へ!
「七難即滅、七福即生」七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われます。
日本三大七福神のひとつと言われ、出雲大社と美保神社を加えた「出雲國七福神霊場めぐり」は、神代から伝わる七ヶ寺七福の功徳と霊験を授かるために行われています。