お知らせ
🌸 お仏壇選び 🌸
こんにちは。
お仏壇の値段をご覧になって高いと感じられる方は多いと思います。
お仏壇の価格はどのようにして決まっているのか?
先月のお知らせ記事の中でも書きましたが、もう少し触れてみたいと思います。
価格に大きく左右する点は、大きく分けて4点あります。
① 仏壇の素材(木材の種類や材質、使用量)
② 仏壇の大きさ
③ 仏壇の細工
④ 国内製か海外製
今回は、①仏壇の素材のことに触れてみます。
例えば、紫檀のお仏壇があります。
このお仏壇が全て紫檀の無垢材でつくられているとなれば、とても高額になります。
ですが、紫檀として表示してあるお仏壇であっても1mm程度の厚みしか使用されていない場合もあります。
Q : では、お仏壇屋さんではどのように表示されているでしょうか?
実は、紫檀の薄い板であっても、紫檀の厚い板であっても、同様に紫檀として表示されています。
当然ながら、使用される木材の厚みが使用量となるため、お値段は随分と安くなります。
なぜ、よく似たようなお仏壇であっても値段に差があるのか、と疑問に思われたことがある方はいらっしゃると思います。
その一つの理由は、厚みであったかもしれません。
また昨今では、紫檀の木材ではなく印刷したシートを貼り付けた紫檀の木目プリントや、木の模様を芯材に直接印刷したプリント素材というものがあります。
これらは、そもそも紫檀の木材を使用していませんので価格は安くなります。
但し、修復できないことが最大の欠点となります。
中の芯材について言えば、人口素材(MDF等)や天然合板や天然木材が使われていたりします。
芯材に強度や湿度に弱いものを使用していると将来的に支障が出る可能性が高くなるため、上等なお仏壇であればあるほど芯材の品質にこだわっています。
また近年、紫檀の代用材として使用されるようになった木材が使用されていれば、これもまたお値段が異なってきます。
そして、木材の切り出し方によっても価格に影響があります。
木の切り出し方には「板目」といった切り方をした板と、「柾目」でとった板があり、柾目でとったほうは希少で、より高価な木材になります。
板目の板は反る可能性がありますが、木目が変化に富んだ模様であらわれます。
柾目のほうの模様は板目に比べて単調で変化が少ないですが、収縮差が小さく狂いが少ないのが特徴です。
【仏壇の素材まとめ】
上記の記載はお仏壇の価格一要素でしかありません。
前述の通り、大きさや細工、国内製か海外製によっても異なってきます。
Q : ではどのようにして選ぶといいのか。
まずは実績のある仏壇屋や寺院建築をしているお店に足を運んでみてください。
これらのお店はお仏壇の良し悪しをきちんと見抜くことができます。
最近では在庫品として劣化したお仏壇、あたかも大きく割引をしているように見せかける販売店を多く見かけます。
決して、それらのお店でお求めになられることが悪いということではなく、お店側がきちんと説明をし、お客様にはご納得してお求めいただきたいという考えからこの度書かせていただきました。
初めてお仏壇をご覧になられて品質の良し悪しはなかなか分かるものではありません。
お仏壇の素材がどういうものかで、価格は全く異なってきます。
家具や車のように買い替えられることを前提として買い物をするだけなら安いものを買うのがいいかもしれませんが、お仏壇は20年、30年、もっと長い期間に渡って、その前で毎日手を合わせて故人への想いをしのぶ貴重な空間になります。
お仏壇は決してお安いお買い物ではありませんが、私たちの暮らしの中で、ご家族の命のつながりに想いを馳せる大切な場です。
素材の特徴や、工法などをできる限り詳しくご説明し、ご納得のいくお仏壇選びになるよう、私どもがご案内させていただきます。
当店は、感染症の拡大防止に向け全力で取り組み、安全に、安心して、お買い物をしていただけるお店づくりを行っております。
(※ご来店のお客様にも、店内でのマスク着用、手指消毒のご協力をお願いいたします。お忘れの際には、店内にてマスクを差し上げておりますのでご安心下さい。)
営業時間 >>>9:00~17:00(4月~9月は18:00まで営業)
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