澄水寺
[出雲三十三番観音霊場]
松江市街を通り抜け美保関方面へ向かうと、左手に澄水山が見えてくる。この麓に福原の集落がある。国道より左折して一本道を行くと左手に五十メートルほどの参道があり、長慶寺本堂、左隣に澄水寺観音堂が見えてくる。
御堂は三間四面で、行基菩薩作と伝えられる十一面観音(六尺立像)が、奉安されている。かっては和田義盛の三男、朝比奈三郎義秀の念持仏であったという。義秀は、願いを観音様に託して堂宇を建立し、ご本尊としたのである。創建当初は澄水山の山上にあり、明治七年に長慶寺の境内へ移建きれたのである。昔は霊場巡りの難所に数えられていたが、今は小型車なら境内まで入ることができる。
同境内地には、秋葉三尺坊大権現をまつった小祠がある。また、毎月十七日には定例法要も行なわれている。
松江の市街から七キロも離れると、静かな山村のたたずまい。近所のの素朴な人々が遠来の巡礼を気遣ってくれる。
<ガイド>
●宗 旨/曹洞宗
●ご本尊/十一面千手観音
●行 事/定例法要 毎月17日
観音霊場巡拝 年1回
●名 所/枕木山 車で20分
美保関 車で30分
国道431号の福原バス停の東から北に入って 看板横を左前に100メートル進むと
400メートル進むと当社提供の看板あり。 左手に長慶寺の本堂が正面に見えます。
やまたかく のぼりてみれば しむみずの ながれのすえは きよきたにがわ
松江市福原町354TEL0852-34-1433