星上寺

星上寺

[出雲三十三番観音霊場]

星上寺イメージ

星上寺の所在地は、八束郡八雲村東岩坂で星上山の山項に在り、曹洞宗のお寺である。
参拝コースは432号線の別所地区から旧参道を徒歩で登るコースと、車なら藤原地区経由で舗装された道を一気に境内まで登るコースがあり、標高は450米である。
星上寺はもともと真言宗に属していて、開創は聖武天皇のころ730年というが確証はない。
本尊は十一面観音(坐像)で僧行基の作(雲陽誌)といわれている。
十二世紀末、安徳天皇の病気平癒の勅願があって以来当山は大いに栄え、当時は周辺に僧坊が四十ニケ寺も建ち、満山の衆徒効験日々新なりの盛況だったという(雲陽誌)
時はめぐり、その盛況も戦国の争いで次第に頽破し遂に廃寺となったが、大正元年に再興され、その名も星上山喜運寺と変わり昭和に至った。
ところが、昭和二十六年、火災で堂宇の全てを焼失した。が、これを期に寺号をもとの星上寺にかえし、昭和三十二年安徳山星上寺として長い間の念願の再興がなった。
毎年正月十七日には大餅行事がある。当事地区は三日前から行事(準備)をかさね、十七日の当日朝、勇壮に白装束で雪の山道を担ぎ上げお寺に奉納する行事だ。
お寺の右手奥には那富乃夜神社がある。その神社から少し下った所に星の池がある。年中涸れることはない。参詣者はこの霊泉を汲んで無病息災の御利益を受けている。
星上山からの眺めは、かつて山陰八景の一つになったほどで、すばらしい景色が見られる。村では星上山の森林総合利用をめざし、改善事業が進められている。
 

<ガイド>
●宗 旨/曹洞宗
●ご本尊/十一面観世音
●行 事/大餅行事 1月17日
●名 所/安部栄四郎記念館

 

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松江市から広瀬町に抜ける国道432号線を八雲町を南進すると出雲和紙の製作者で人間国宝安部栄四郎の工房

がある東岩坂の町並みがある。その入り口の右側に当社提供の看板が道路端に立っています。 その奥の高台に

右の写真の「山門」があり、その奥にあるのが曹洞宗「円通寺」で「星上寺」の「納経所」であります。

432号線(とても国道とは思えない)を3キロ余り、さらに南進すると写真の案内看板が見えてきます。

 

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この交差点を右に道なりに2キロほど狭い道を進むと「星上山スターパーク」というロッジやキャンプ場があります。ここは、

「星がきれいに見えるところ」として有名です。 (宿泊の人がいると、松江市内から南の山に明るい光が見えるところです)

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「スターパーク」から右へ更に道なりに150メートル進むと出雲観音霊場第17番「星上寺」の本堂が鬱蒼とした

木立の中に現れてきます。

 

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外扉を開けると、札所らしく「般若心経」の納経や木札が沢山奉納してあります。 お堂の素材は、けや木やヒノキ、松

などが使用してありますが、昭和26年に消失し、その後再建されたようですが朝日寺やこの星上寺のように昔、

350メートルとか450メートルの「山頂」にこのような堂宇を建築することは、大変な「難事業」であったことと感じます。

 

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本堂前を案内看板に沿って右に150メートルほど歩くと左に階段があり、「那富乃夜神社」(前述)がある。

さらに展望台を目指して進むと「東屋」があり、そこからのパノラマは、「古代出雲の世界」が一望できるものでした。

 

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素晴らしい景観でした!!

御詠歌

ありがたや ほしのうえまで のぼるこそ だいじだいひの ちかいなりけり

アクセス

松江市八雲町東岩坂2192-1TEL0852-52-0125(円通寺)