一畑寺
[出雲三十三番観音霊場]
一畑寺(いちばたじ)は、出雲神話の国引きで名高い島根半島の中心部、標高200メートルの一畑山上にあります。
「目のお薬師様」として、古くから全国的な信仰の広がりを持つこのお寺は、1200段余りの石段(参道)でも有名です。
お寺の名称は「一畑寺」が正式です。通称「一畑薬師」 として古くから親しまれております。厳密に言うと、「一畑薬師」は「一畑のお薬師さま」の意、つまり仏さまのお名前を親しみをこめて呼んでいることになります。
宍道湖の北を走る「湖北線」沿いを「東進」すると左の看板、西進すると右の「一畑灯篭」が見えます。
それぞれ、これが一畑薬師さまへの入り口であります。右の「灯篭」は、当社が創業85年の時に寄贈した
ものです。
一畑電鉄の「一畑口駅」を過ぎて、2キロほど行くと左折して山頂 駐車場へと続く参道があり、
車のままで上がれます。 駐車場からお土産やさん続く参道を過ぎると山内の紹介看板と
御影石の石塔(当社、仏壇の原田が創業100周年の時に寄贈)が見えます。
この塔には、薬師如来の真言「 おん ころころ せんだり まとうぎそわか 」が彫ってあります。
左側の石段を登るとコテージがあったり、地蔵様が迎えてくれて本堂前に着きます。
本堂の両脇には、「八万四千仏堂」があり、左の写真のように仏像が「ぎっしり」と安置されています。
この納入のお世話は、当社がさせて頂いております。
本堂の右手前には、「観音堂」(左側の写真)があり、そのさらに左には、「鐘楼堂」があります。
右の写真は、「仁王門」から「鐘楼堂」を石段越しに見上げたところです。
「仁王門」から石段越しに左側には、「法堂」と「本坊書院」がみれます。 この石段は、毎年開催
されている「一畑寺マラソン」の最後の難所「千三百段の石段」の「最終章」の部分です。
右の写真は、よく「写真展」などに活用されています杉木立の「百八基の灯篭」の回廊です。
めのくもり やがてはれゆく いをゝやま これぞにほん いちはたのてら
県内随一の一畑薬師教団の本山としての規模と風格を備えているお寺でどこをとっても歴史を感ずるものはいたるところにありますが、本堂の向拝の紅梁や枡組、垂木の組み物などは、素晴らしいものであります。 本坊前から「法堂」「仁王堂」「鐘楼堂」「観音堂」を見通す景観は、この寺の歴史と荘厳さを感じさせます。
〒691-0074 島根県出雲市小境町803Tel: 0853-67-0111